スイーツ「エスタシオン【栗と季節の果実パフェ2021】」【豊田市・FORESTA HILLS】
すごい手間をかけて作ってくれるパフェ.オーライです.
トヨタ自動車がコミュニティスクエアとして設立した「フォレスタヒルズ」.1993年に設立されて30年.2022年3月31日で閉館することが決定しています.
詳細は公式HPをご覧いただいた方が良いですが、大きな原因は「利用客の減少」と「老朽化(に伴う大規模修繕費)」です.
レストランやチャペル、ホテル機能だけでなく、地元の方なら「ウォーターパーク」や「パターゴルフ」はご存じだったり、利用された方も多い施設だと思います.その一方、豊田市の中心部から離れているため、ジムや室内温水プール、室内テニスコート、クアハウスなどは一部の利用者以外はあまり積極的に利用されていなかったようです.
フォレスタヒルズのメイン棟.
今回、食べに伺った「エスタシオン」は外から見るとココにあります.
「ラウンジ エスタシオン」.食事が終わって退席すると次の方がやってくる…といった形で満席ではありませんが、7割程度は埋まっていました.
「FORESTA HILLS LOUNGE ESTACION」
営業時間: 9:30~17:00
年中無休
イートイン席:有
カウンター席、テーブル席
住所:愛知県豊田市岩倉町一本松1番地1
電話:0565-58-3500(代表)
駐車場:有
席でしばしメニューを眺めました.
狙いはもちろん「栗のパフェ」ですが、豊田産「和栗スイーツフェア」だけに、いろいろあって目移りしています.
13~14時にパフェを頼むと栗が倍増でした.HPやインスタでも案内はなかったので、来店した方へのサプライズプレゼント.オーライはサービス時間外…残念~.
予定通り「栗と季節の果実パフェ2021」をオーダーすると、カトラリーが届けられるタイミングにこの「パフェカード」がいただけます.パフェの構成図が、とても美しく、わかりやすい手描きイラストで作成されています.
「栗と季節の果実パフェ」税込990円 .
パフェカードが来てから7~8分して届いた「栗と季節の果実パフェ」.ホテルのラウンジに映える佇まい.
パフェカードと並べて撮りたくなりました.
紅いチュイールがあると非常に華やかな印象になります.和栗の甘露煮とマロングラッセがトッピングされ、マロンペーストが絞られて栗感の高いパフェ.梨と葡萄が添えられて秋を感じます.
鮮やかな赤紫のカシスシャーベットの上には栗おこげ.ちょっと苦みを効かせたほうじ茶クリームがチラ見えしています.
クルミなどのナッツにピスタチオソースとカシスチョコソースがかかり、マロンムースとマロングラッセで再びの栗祭り.
生クリームの下に紅茶ゼリーとジャム.紅茶ゼリーはホントに苦め、中のライムも苦みと酸味があるので、スッキリした食べ終わりを好むなら、上から食べ進めると良いですが、思ったより苦みが効いているので混ぜて食べるのをオススメします.
マロンクリームは見た目は薄色ですが味は濃厚.ほろ苦のほうじ茶クリームで栗おこげにマロンアイスの水分が移らないように隔絶.そのおかげで香ばしさが続きます.マロンアイスは栗っぽさが前面に出ていて美味しい.しっかり味が染みたマロングラッセも深い甘みがあって美味しい.栗倍増で食べたかったぞ.
スプーンやフォークで叩いても、硬くて割れない栗おこげ.思いっきり押し込めば割れたと思うけど、下の具材がぐちゃぐちゃになりそうだったので、掬い上げて噛み砕きました.
ほじくって行くとりんごのキャラメリゼを発掘.たくさんの具材を惜しみなく投入されたパフェですが、一つ一つ手を抜くことなくしっかりした仕上がり.キャラメリゼも少ししか入っていないのが名残惜しくなる美味しさ.
断面マニアなので一応.断面と呼んでいいのかギリギリのラインですけど.
カシスチョコソースが甘苦でいいんですよ、これがまた.
チュイールもフランボワーズのおかげで甘さの奥にちょっとした酸味が現れて軽い味わいが生まれます.
そして途中からはグチャグチャに混ぜていただきました.写真の見た目がちょっと悪くてすみません.
でも、混ぜたことで甘さと酸味と食感が複雑で、それでいて引き立て合っていて、めちゃくちゃ美味しかった.
混ぜてもちゃんと栗の味が表に出てくるように作られていてスゴイな~と感嘆しました.こんなパフェを作り上げられるパティシエさんの舌ってどれだけ高感度なんでしょうね?
チュイールと栗おこげの食感もしっかり残ったまま最後まで美味しくいただきました.
スプーンはグラス深くまで入り込んで残さずキレイに食べれるのも嬉しい限り.完食.
先ほども登場した「パフェカード」ですが、今までの作品が調理カウンターに掲げられていました.スタッフさんにお声掛けをしたら「近くで撮影しますか?」と仰っていただいたのでお願いして写真を撮らせてもらいました.
イラストパフェカードが始まったのは昨年の夏の桃パフェからのようです.現在まで13種類.きっと全種類食べた方もいらっしゃるでしょうね.
始まりの「桃パフェ」.そして桃が終わった後を引き継いだ「マスカットと巨峰のパフェ」.
栗とカシスの相性の良さに気付いた2020年の「栗とフルーツのパフェ」.今年と構成が違いますね.旬の食材は同じなのにより進化させる苦労があるでしょうね…と思わずにはいられない.栗が終われば「ラ・フランスのパフェ」.この流れは今年も同じ.
みんな大好き、いちごパフェ.「2月の苺パフェ」→「3月の苺パフェ」この辺りからイラスト担当スタッフさんの画力が物凄いことになって来てます.いちごの立体感や断面の表現がハンパないです.
そして、いちごは収穫シーズンが終わるGWまで続きます.「4月の苺こぼれパフェ」から希少な白いちごを使った「パルフェ・ド・アンジュ」.
地元三河の「碧園 お茶の純平」の茶葉を使った「抹茶パフェ」.同時に「ほうじ茶パフェ」も提供されていたみたいです.
そして皆が解禁を待つ「桃パフェ」.贅沢にメロンを半分使用した「メロンパフェ」.
「シャインマスカットと巨峰のパフェ」で葡萄三昧.そして今回の「栗と季節の果実パフェ」へと.
現在「栗と季節の果実パフェ」は提供終了していて、~12月12日の予定で「ラ・フランスのパフェ」がスタートしています.
※洋梨の品種がラ・フランスからル・レクチェに変更になっています.
まとめ
・これでもかっ…てくらい多くの具材で構成されたスゴパフェ.
・これだけ多くの具材が入っても美味しく引き立て合うように統制されてる.
・素敵なイラストのパフェカードがもらえます.
※フォレスタ閉館に伴い、このパフェたちも食べられなくなるのか~と思ったら、どこかでパフェを再開できるように画策中だそうですよ.