おいでん市場「海鮮丼 & つぼ焼きいも」【豊田市】
お刺身大好き、オーライです.
裏248と呼ばれる「豊田市消防本部」や「餃子の王将 豊田店」の前を走る通り.
「スギ薬局 元宮店」の向かいにできた「おいでん市場」.
前のお店が焼肉「炙屋」だったので、今回も同じような飲食・居酒屋系だと思っていましたが、伺ってみると文字通り「市場」でした.
店舗入口の右横にはわらび餅の店舗が小屋のように立ってます.
こちらのわらび餅は「喜来もち ろまん亭」.中日ドラゴンズのの山田喜久夫投手が引退後に修行して開いたお店.自分の名前「喜久」と「喜びが来る」をかけて「きくもち」と命名したそうです.本店はナゴヤドームの近くにありますが「おいでん市場」にも出店されました.
本わらび粉と国産きな粉の「わらび喜来もち(きな粉)」は8個入 税込:1,242円.「京都 出町柳 千賀」の「三色わらび餅」が税込:1,250円(年始の確認時は特別価格で1,080円)とほぼ同価格帯.まだ食べていませんが、最近、子どもたちにわらび餅ブームが来ているようなので一度試してみたいと思っています.
中に入ってみると、すぐに広がるのが野菜コーナー.お安いものもあればそうでないのもありますが、信頼・安心できる品質のものが並んでいるように感じました.商品が丁寧に扱われています.
次が鮮魚、そして肉コーナーとなっています(お客さんがいたので写真なし).
突き当りを曲がると総菜や加工品、お菓子などが並んでいます.
ちょっと狭いお店ですが、豊田市の銘品を集めて提供しようという意欲を感じるつくり.
一番奥には海鮮お食事処「丼や七五郎」.鮮魚を使った定食屋です.席に座ってから撮った写真ですみません.
前山町にある「メグリア エムパーク店」…自動車学校と一体になってるメグリア…にある「丼や 七五郎」と同じなのですが、エムパーク店はかつ丼などもあるのに対して、おいでん市場店は海鮮メニューしかありません.
食事は10:30からの営業で以下のようなメニューがありました.
海鮮丼 1,580円
三色まぐろ丼 1,580円
極み生まぐろ丼 1,780円
うなぎまぶし丼 2,800円、特上3,800円
天丼 980円
いくらサーモン丼 1,280円
白えびのかき揚げ丼 1,380円
ライスは値段追加なしの大盛も可能です.
「先に席を確保」してからチケットを買います.チケット引き渡しのときに、お吸い物か味噌汁かを選びます.オーライはお吸い物をチョイスしました.
他にお客さんがいなかったこともありますが、5分未満で提供されました.サラダに柿が入っていると思っていたら「桃太郎ゴールド」と呼ばれる黄色のトマトでした.※野菜コーナーの写真にも写っています.
すり鉢に胡麻が入って、山椒のすりこぎ棒と一緒に提供されます.堅くて磨耗しにくく、するたびに香りが加わると共に解毒作用もあるとされて、山椒の木はすりこぎ棒に好まれます.
ごはんの上に載せられている海鮮は、鯛、はまち、サーモン、ホタテ貝柱、玉子、いくら.そして真ん中にドンといるのがボタンエビ.ちなみに酢飯ではなく普通のごはんでした.そちらの方が好みです.
見たことのない白い縞が特徴のこのエビ.
食べているときは何エビかわからなくて調べてみたら国産ではないボタンエビでした.スポットブラウンとかカナダボタンと呼ばれる洋物のボタンエビ.
本ボタンエビは太平洋側、トヤマエビは日本海側で取れるボタンエビ.スポットブラウンは別名のカナダボタンでわかるようにカナダに多く生息していて、回転寿司のボタンエビはこのスポットブラウンが使われることが多いそうです.勉強になった.
もちろんペロリです.スポットブラウンもボタンエビらしい甘さがあって美味しかったです.
でもやっぱり温かいごはんの上で刺身が温まるのはあまり好きじゃないな.インスタ映えは良いけどね.せっかくの新鮮な刺身は別盛りの方が圧倒的に好きです.
レジの手前には「つぼ焼きいも」の案内がありました.TVで見て興味はあったのですが、実際に売っているところは初めて見ましたので買ってみました.
つぼ焼きは屋外でやってます.
素焼きのつぼでじっくり焼くのが特徴の「つぼ焼きいも」.底部に七輪を置いて加熱することで、熱くなった空気の対流でつぼの中は200℃近くになります.
90~120分かけてじっくり焼くので水分が蒸発しにくく、しっとりした仕上がりになるそうです.さらに30分に一度は蓋を開けて、さつまいもを返して火の通りを均一にします.おいものサイズや形で向きを変えたり、可愛がって焼き上げられます.
焼き上がったあとは、専用の室(むろ)と呼ばれる密閉容器に入れ、おいも自身から出る蒸気で蒸らすことで、さらにしっとりした食感に仕上がります.
焼きいもは「低温でじっくり焼くと甘くて美味しい」と聞いてはいましたが、詳しくは知らなかったのでここぞとばかりに調べてみると…
さつまいもの「でんぷんを麦芽糖に変える」ことがポイント.
麦芽糖にするには、βアミラーゼという酵素を活性化させる必要があって、60~70℃が最も活性化され(=甘くなる)温度が高くても低くても効果的に活性化されない上に、80℃を超えると酵素が破壊されてしまいます.
麦芽糖といえば水あめの成分ですもんね.そりゃ甘くなるわ.
ちなみに、収穫後スグよりもしばらく保管したものの方が、酵素の働きででんぷんの糖化が進んで甘みが強いさつまいもに変わってくるとのこと.これを「追熟」といいますが2~3ヶ月貯蔵して水分が抜けるとより美味しくなるといわれます.
さつまいもは8月ごろから収穫可能なので、貯蔵されて 10~1月、まさに今は食べ頃ですね.家庭ではそんなに長くは貯蔵できないですが、そんなときは1~2週間…「料理に使うつもりで忘れてた~~」くらいがちょうどいい感じです.
当日のさつまいもは「ハロウィンスイート」.
これもTVで見たことがあったものの、現物は初めて見た種類.さつまいもの種類は日によって変わるそうです.
本来は2本で380円.小さいのしかなかったということで3つ入れてくれました.
端っこを切り落としてあるのは、無駄な水分を飛ばして甘味を凝縮させる狙い.
早速、割ってみると、内部は「ハロウィンスイート」の名に違わぬカボチャのような濃いオレンジ色.熱が入る前はもっと薄い朱色ですが、熱が入るとオレンジに発色.
鮮やかなオレンジ色は βカロテンによるもの.通常のサツマイモ(金時いも)の100倍の βカロテンが含まれているそうです.βカロテンは皮膚や粘膜の健康維持などに効果があるビタミンAに変化する他、視力の維持や免疫力の強化、アンチエイジングなど、健康を保つ栄養素.βカロテンの多い野菜や果物を十分に摂ることで、心疾患やある種のがんのリスクが低減するデータもあるようです.
家では作れないトロっとしっとり濃厚な甘みが出た美味しい焼いも.
焼き立てだと皮がパリッとしているので、香ばしさを感じながら皮まで食べちゃいました.いろんなさつまいもを食べてみたくなりました.
まとめ
・新鮮で美味しそうな野菜、海鮮、肉.信頼度高そうな商品..
・海鮮丼も普通に美味しかったけど、白えびのかき揚げ丼を食べたくなった.
・初めて食べたつぼ焼きいも.トロっとしっとり甘~い焼きいも.
何か新しいモノ、美味しそうなモノがあるんじゃないかと、ちょこちょこ訪問したくなるお店でした.
~ おいでん市場 ~