スイーツ「恵那川上屋【栗山＆栗風】」【瑞浪市・恵那川上屋】

栗の美味しいスイーツ、飽きませんよね～．オーライです．

先日ご紹介した「栗一筋」ハマってしまいまして…また食べに行きました．
（１回目）

（２回目）は「いがぐり餅」も

そして今度は少しゆっくり「恵那川上屋」店内を見ていたら、何とも美味しそうなケーキがあるではないですか！

それがこの「栗山」と「栗風」．お店の人気No.1とNo.2だそうです．
わかります、わかりますとも！　初見でグイグイ惹かれましたから．

「栗山」はチョココーティングしたパイ生地にカスタードクリームを敷いて、渋皮栗をまるごと１個のせたら生クリームで包んで、その上からは和栗とスペイン栗のペーストでモンブラン化．　税込：650円．

いや、もうコレ絶対美味しい．ロングセラーなのも理解できるビジュアル．

そして「栗風」、巨大な栗きんとんの中に黒糖でコクを増した生クリームが入っています．こちらは税込：750円．

持ち帰り…　シンプルなケーキ用の箱です．

開けると「デカっ」．２つだけなのに存在感あります．

栗山・栗風専用パッケージ．ドーム状の上部、底部はあえて四角をやめて千鳥のような手裏剣のような形をしています．箱への収まりは良くないと思いますが、特別感が増しています．開けるときに「透明の摘まむ部分」と「黒の押さえる部分」がずれているので摘まみやすいメリットもあります．

ドームのふたを取ると美味しそうな姿が登場．

栗山

土台となる受けがパイ生地です．そういえばタルト生地は結構食べたけどパイ生地は久しぶり．このパイ生地にはチョコレートがしっかりコーティングされて、その上にのせるカスタードクリームの水分でパイ生地のサクサク感が落ちるのを防いでいます．

渋皮栗はゴロっと１個、恵那川上屋では「恵那栗の渋皮煮」も販売していますので、きっと自社製の渋皮栗．その上には生クリーム．

和栗だけでなくスペイン栗も用いた栗ペースト．元々は、形が崩れたり、サイズの小さいマロングラッセの再利用として、生クリームと合わせて作られた西洋栗ペーストは色が茶色～こげ茶色です．和栗とスペイン栗をミックスしたこのペーストも茶色で、洋酒の香りが残っています．

このペーストを太めに絞ってたっぷりかかった「栗山」．見た目はしっかり洋菓子．でも、そこは栗の和菓子屋「恵那川上屋」、カスタードや生クリームも栗の風味を殺さない絶妙のバランスで仕立てられ、スペイン栗と合わせられても和栗が香り高く、風味がちゃんと感じられます．

一言…美味しいです．毎日でも食べたい．ボリュームありますが、美味しくてあっさりサクっと食べられます．

断面を見てもとても丁寧に作られているのがわかりますね．

最後の一口で消える前の写真です．パイ生地の内側にチョココーティングが塗ってあるのが見えます．

栗風

大きさを伝えるために iPhone8 と比べてみました．iPhone8のディスプレイは4.7インチ＝11.938cm．栗風の長手方向は約7.5cmで3インチです．初代iPhoneのディスプレイは3.5インチですので、ほぼ「スマホのディスプレイサイズ」と言ってもよかろう．

勝手に「3インチ栗きんとん」と名付けます．

真ん中にはたっぷりの生クリーム．白くないな～と思っていたら、自社製の黒糖で味とコクを加えられた生クリームでした．それで少しグレーがかったように見えていたのですね．黒い小さい粒はバニラビーンズだと思われます．

周りは「なめらかな栗きんとん」．いわゆる本物の「栗きんとん」ではなく、クリーム等を加えてしっとりなめらかに仕上げてある…と思います．

「栗風」は栗きんとん３個分とありましたので、「栗風」と「栗きんとん」を比べてみました．「栗風」の巨大さが伝わりますか？

内部の生クリーム分を抜いたとしても、栗きんとん３個分って量じゃない気がします．

そして、この形…まるでスライムとキングスライムです．
落書きしてみた．うん、似合う．

勝手に「キングスライム栗きんとん」と名付けます．

「恵那川上屋」の「栗きんとん」は和栗の風味高くもサラっとした食感でした．

サラっとした「栗きんとん」そのままだと黒糖入り生クリームをうまく包めないと思うので、やっぱりしっとりさせる生クリームなどを加えて軟らかにしていると思います．

でも、栗の粒もしっかり残っていますし、もしかしたら栗きんとん３個分に生クリームなどを加えているのかもしれません．

食べると「栗きんとん」らしい和栗の深い味わいがちゃんと伝わります．

洋の生クリームに黒糖を入れることで和のテイストが加わり、周りを包む和の「なめらかな栗きんとん」とのギャップが埋まって調和が取れています．

これまたすごく美味しい．思わず笑みがこぼれるというか、ニヤニヤしたくなる美味しさ．これだけの量の栗きんとんを一度に頬張れるなんて贅沢を感じます．

まとめ
・栗のスペシャリスト「恵那川上屋」が作ったモンブラン「栗山」．
　和栗を洋菓子として仕立て、美味しさ大満足．
・名物栗きんとんを洋に寄せた「栗風」．
　ちょっと他で見たことないサイズと美味しさ．
・人気No.1とNo.2の称号は伊達じゃなかった．

美味しかった～、ごちそうさま．これは必ずリピートします．

そこにある何か