スイーツ「里の菓茶房【栗一筋】と【できたていがぐり餅】」【瑞浪市・恵那川上屋】
2020年は「栗スイーツ」をだいぶ満喫できたオーライです.
美味しすぎてまた食べたい欲求が高まって「里の菓茶房」を再訪し「栗一筋」を食べてきました.
たっぷり栗ペーストに渋皮煮をのせた「栗一筋」、今記事を書いていても涎が出ます.かなりのお気に入りスイーツになりました.
前回、撮ってなかった横からの写真.焼きメレンゲが入ってるとはいえ、栗ペーストの厚みも相まって、高さもすごいことになっています.
味の感想などは前回の記事を見て下さい.
初めての「栗一筋」の記事はこちら.
焼きメレンゲの上にもカスタードと生クリームがのっていますが、焼きメレンゲの表面は滑りやすいみたいで周りに垂れている感じになっています.クリームが簡単にペロっとめくれたので、そのときの写真がこちら.
今日も美味しくいただきました.いやぁ、本当に美味しくて好みです.
********************
そして今回はもう一品「できたていがぐり餅」も頼んでみました.
「いがぐり餅(毬栗餅)」は一般的には「栗粉餅(くりこもち)」と呼ばれています.その歴史は江戸時代にできたといわれる「栗きんとん」よりもずっと古く、室町時代には既に食されていたそうです.
下の「新杵堂(しんきねどう)」の「栗粉餅」のように、そぼろ状の栗粉がまぶされているものが多いです.※こちらは白いんげん豆等による白餡も入っているようです
「恵那川上屋」の箱売りの「いがぐりもち」もそぼろ状の栗粉となっています.現在は公式HPでも「いがぐりもち」のページが存在しません.2020.10月頃は販売されていたようなので、今期は終売かもしれません.こちらの画像はネットにあった2018年の写真をお借りしたものです.
それに対して「里の菓茶房」でいただける「できたていがぐり餅」の栗粉は、細く短い糸状になっています.そぼろ状の栗粉より繊細で美しいと感じました.
細く短くパラパラの栗粉がたっぷり.栗粉の色は「栗きんとん」や「栗一筋」の栗ペーストよりもだいぶ薄め、アイボリーに近い色です.
極細(錦糸)モンブラン状なので栗の粒は残っていません.丁寧に裏ごしされています.
栗粉をまぶして食べます.餅は温かく、やわらかくも適度な歯ごたえ.噛み切ってもいいですが、一口で食べられるくらいの適度な大きさ.餅に水分があるので、パラパラで水分少なめの栗粉もくっつきます.
食べると「いがぐり餅」の栗粉はとても素朴で「栗そのもの」のようです.この栗粉と比べると「栗一筋」の栗ペーストもだいぶ甘く感じます.砂糖も入っているとは思いますが、栗を炊いて裏ごししただけのような味わい. 美味しいです.
抹茶と塩がしっかり一体となった抹茶塩を付けると違う味わいになるとのことで、付けてみましたが、たくさん付けすぎました…でも、このくらい付けても味が邪魔されることもなく、塩分で栗の甘みをより感じられるくらいでした.
サラサラ、パラパラの栗粉が餅の水分で、合体してペースト状に戻ってしまいます.餅が温かい間に、早めに食べるのが美味しいと思います.
たしかお餅は4個だったと思うのですが、ちょっとうろ覚え(4個か5個です).
残った栗粉をスプーンで掬って食べると、口の中でまとまって栗きんとん風になりますが、作りたての栗粉の香りが優しく広がり、贅沢な気分になります.
もちろん完食.つくりたての美味しい栗粉がたっぷりで850円、お得に感じました.
まとめ
・「栗一筋」食べ終わってもスグにまた食べたくなる.
・「できたて」の香り高い栗粉がたっぷり「いがぐり餅」.
・「里の菓茶房」の「いがぐり餅」は細く短いモンブラン状.
・混ぜ物の少ない栗本来のシンプルな美味しさが味わえる.